BobhairP's Diary

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DTMや作曲についてうんぬん

【編曲】役割分担と置き換え

 

音楽って「置き換え」で成り立つ部分が多くないですか?

 

 

役割分担とは?

 

編曲をする際、この楽器はそもそも「何の役割を担っているのか?」を

考えると音色を変えていくのが楽しいという話です。

 

例えば、キックやベースが超高音でピロピロいったりすると、

変態チックなものとしてはありかもしれませんが、ベースやキックの役割を担えません。

低い方でドンドンいってたり、ブンブンするわけです。

 

メロディは歌ものなら声が担当しているでしょうし、

スーパーで流れているBGMではサックスっぽいシンセが鳴っていたりします。

所謂あれがメロディという役割を声からシンセに変えるという置き換えです。

 

主な役割たち

 

仕事にも色々なものがあるように、曲のなかでせっせと楽器たちに動き回ってもらいます。

コーヒー入れてきてくれる人がいれば、掃除する人がいたり、営業したりする人がいたりと、

会社経営させるイメージ。

どんな役割があるでしょう。

 

上にあげたメロディ、ベース、ドラム類、カウンターメロディ(合いの手)、

ハモリ、オスティナート(シンセのアルペジエイト系とかも)、コードのバッキングなど。

 

たまには休みをあげたり、掃除の人に営業に回ってもらったりもします。

(バッキングしてたのにオブリガードに回ってもらうとか)

 

置き換える方法

 

その役割自体を一曲の中でどれだけ用意するかは全くもって別の勉学なのですが、

役割さえ決まってしまえば、あとは「その役割をどの人(音色、楽器)にやってもらうか」

を選んでいく作業になります。

 

コツは「ジャンル感」と「特徴」を掴むこと。

ジャンル感は普段聞いてる曲の量によると思うのでたくさん聞きましょう。

(僕もたくさん聞かねば)

 

ドラムのキックは生なのか。電子ドラムなのか。

ベースもシンセなのか生なのか。シンセにはたくさんのプリセットがありますので、

どれが一番自分のイメージに近いのか。変えていく作業。

 

これすると何が良いの?

 

上のことと真逆なことを言うような気がしますが、

ジャンルをサクッと変えられたりします。

たとえばロックンロールのリズムで作った曲のギターをスーパーソウのシンセに変えたり、

ドラムを全部電子に切り替えたりするだけで、

ロックなリズムなのにエレクトロサウンドの雰囲気を作れたりします。

ダブが生れた経緯みたいな「実験性の一つ」かもしれません。

 

別方面ですが、面白いスタッターのリズムアレンジも基本的なビートを

1打音ずつ別の音色で切っている。みたいなことも結構あります。

 

これを意識するようになってから、アレンジのスピードも少し上がったような気もします。

(役割にあてはまらない無茶すぎるフレージングや音色を避けるので)

※諸刃の剣にもなるので硬くなりすぎなくしたいものです

 

まとめ

 

 

役割だけの話で「置き換え」を書いたんですけど、

音楽って意外と共通項を発見するとグッと求めるものに近くなる傾向がある気がします。

リハーモナイズとかもそうですよね。より効率的に良い曲作っていきたいです。

 

何かの参考にぜひぜひ。